フランスア 7戦連投行くぜ!悲願達成へフル回転宣言「毎日大丈夫」

 広島のヘロニモ・フランスア投手(25)が20日、日本シリーズでの全7試合登板へ意欲を示した。初めて経験したCSファイナルSでは2試合に登板し、巨人打線を無安打無失点に抑えた左腕。8月にプロ野球タイの月間18試合登板を記録した鉄腕が、34年ぶりの日本一へ頂上決戦でも存在感を示す。

 日本の頂点を目指す舞台でも、全開で腕を振り続ける。フランスアが27日から始まる日本シリーズでフル回転を辞さない覚悟をにじませた。最終戦までもつれれば最大7試合行われる決戦へ、「毎日大丈夫だよ」と全戦登板への意気込みを口にした。

 5月に育成選手から支配下登録されるとレギュラーシーズンではブルペンの救世主となった。8月にはプロ野球タイ記録の月間18試合に登板するなど鉄腕ぶりは証明済み。CSファイナルSでは連投こそなかったものの、自身初の大舞台で「緊張はなかった」と力を存分に発揮した。

 第1戦では坂本勇を自己最速タイの158キロで空振り三振に斬るなど、1回無安打無失点。突破を決めた第3戦では5-1の八回2死一、二塁から登板。火消しに成功し、14球全て直球で1回1/3を無安打無失点とCS初セーブもマークした。計2回1/3をパーフェクト投球。イニングまたぎにも不安はない。

 34年ぶりの悲願がかかる舞台にも、マウンドに立つ喜びをかみしめて挑む。「初めての日本シリーズだから、エンジョイするよ」と笑みを浮かべたフランスア。相手が西武とソフトバンクのどちらでも自身初対戦。頂上決戦でも圧巻の投球を披露してみせる。

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