アドゥワ2回0封!救援陣が無失点リレー 野村緊急降板のピンチ救った

 「DeNA3-4広島」(26日、横浜スタジアム)

 救援陣の無失点リレーが、敵地では今季初となる同一カード3連勝を呼び込んだ。先発・野村が背中の張りのため、四回で緊急降板。このピンチを救ったのが19歳のアドゥワだ。

 「急に言われましたが、準備はできていました。絶対に点を取られてはいけない場面だったので、低めに投げきろうと思いました」

 想定外の緊急登板も動じなかった。持ち味のムービングボールとチェンジアップを駆使して五回から2イニングを無失点。DeNAの強力打線を度胸満点の投球で封じ込めた。

 これで初登板から10試合連続無失点。デビュー前に「早く投げたいです」とウズウズしていた右腕は「自信も付いてきた。まだまだな部分もありますが」とすっかりたくましい顔つきに変わった。

 七回からは「勝利の方程式」の登場だ。今村はクールに0封。こちらも開幕から10試合連続無失点を継続だ。八回はジャクソンが気迫でクリーンアップを三者凡退に。最後は守護神・中崎が1点のリードを守り抜いた。

 今季もブルペン陣は安定感抜群だ。今村が「みんな力を出せたと思う」とうなずけば、中崎も「アドゥワがしっかり立て直してくれた。いい流れで投げられた」と力を込めた。

 28日からはいよいよ9連戦。ゴールデンウイークも、リリーフ陣はフル稼働の覚悟だ。

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