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高橋昂「6番目の男」猛アピール 山田哲&バレンティン斬りで5回0封

 「オープン戦、広島3-3ヤクルト」(11日、福山市民球場)

 広島・高橋昂也投手(19)が開幕ローテ入りへ前進した。ヤクルトとのオープン戦(福山)に先発し、5回を3安打無失点と好投。冷静沈着に腕を振り続け、相手に三塁を踏ませなかった。開幕まで残りの実戦登板機会が少ない中、「6番目の男」を勝ち取るために猛アピールを続ける。

 表情一つ変えず落ち着きを放ち、ヤクルト打線の前に仁王立ちした。高橋昂が危なげない投球で5回3安打無失点。赤く染まる福山の球場で抜群の存在感を見せつけ、「結果的に0に抑えられたのは良かった。球を低めに集められた」と決して満足感は見せず、淡々と振り返った。

 キレのある直球を中心に押し込んだ。四回まで毎回走者を出しながら、2年目らしからぬ一切の焦りを見せない投球を展開。三回2死二塁と唯一得点圏に走者を背負った場面では、山田哲を三ゴロに仕留めた。主砲のバレンティンにも2打数無安打と圧倒。「生命線」という右打者の内角へズバズバ決め、アウトの山を築いた。

 それでも尽きない向上心が口を突く。三回に、先頭打者と併殺での2死後の打者に四球を与えてしまい「四球が続いたのは課題。制球面でもう一つレベルアップができるように」と冷静に分析した。

 きっちりと前回登板の反省も生かした。4日の教育リーグ・中日戦では4回6安打3失点。体重が踏み込む右足に乗ってないことで納得のいく球を投じられなかったというが、フォームを見つめ直したことで「変化球も直球も球のはしりが良かった」。1軍に生き残るための重要なマウンドでの、安定感につなげた。

 現在開幕ローテは野村、薮田、ジョンソン、大瀬良、岡田の5人が決定的。開幕まで3週間を切る中、数少ない登板機会であと1つの枠を九里と争っている。この日の好投でローテ入りへ前進した左腕に、緒方監督は「大したもの。キャンプでの疲れが取れて、真っすぐも戻って来た」と評価。「自信にしてもらって、次に自分の球をしっかり投げてくれたらいい」と期待した。

 降板後には、16年夏の甲子園で活躍し「高校BIG4」と共に称されたヤクルト・寺島も登板した。「向こうはドラ1で自分より上。しっかり追い抜かせるようにしたい」。熱投を演じた直後でも16年度ドラフト2位の左腕は謙虚に、静かに闘志を燃やした。

 「もっともっと良くなる。まだまだアピールしないといけない立場。これを続けていかないといけない」と力を込めた高橋昂。快投を継続した先に、開幕ローテ最後の椅子の座が現実となる。

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