カンポス圧巻投球!1回3者連続三振 日本の柔らかいマウンドにも適応

 「オープン戦、広島3-3ヤクルト」(11日、福山市民球場)

 ドクターKの本領を発揮した。広島のカンポスが3者連続三振で1回無失点の完璧救援だ。打者を翻弄(ほんろう)した伝家の宝刀スライダーは威力抜群。「効果的に三振が奪えた。素晴らしい結果だ」と手応えを口にした。

 七回に出番が来た。先頭の古賀を3球で仕留めると大松、荒木のバットも空を切らせた。昨季はブルージェイズで13試合に登板し奪三振率9・9を残した助っ人右腕。「僕のスライダーは真っすぐ縦に落ちるんだ」。春季キャンプも見てきた他球団のスコアラーに、うなり声を上げさせるほど鋭い切れ味だった。

 米国より柔らかいとされる日本のマウンドに慣れつつある。スパイクの歯の長さを変えるなどはしておらず、数多くの球場で登板した経験を生かし適応してきた。「悪い投球をしてもマウンドのせいにはできない」。厳しい競争社会を生き抜いてきた誇りがある。

 外国人枠は4つ。「野手2、投手2」が基本線だ。投手はジョンソンが決定的で残る1枠をジャクソンと争う。リーグ2連覇の立役者であるジャクソンは例年以上に調整ペースが速く、状態が良い。カンポスが開幕1軍を勝ち取るためには結果を残し続けるしかない。

 「登板するごとに良くなっている。全ての力を出し切って結果を待ちたい」。スライダーを武器にスコアボードに「0」を刻み続ける。

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