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ドラ1中村奨、捕手以外も準備 体力測定トップ!可能性は無限大

 マスクを装着して体力測定をする中村奨(撮影・飯室逸平)
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 広島の新人選手が14日、広島市内の広島大学病院スポーツ医科学センターで体力測定に臨み、持久力や下半身筋力、反射神経、ジャンプ力、メディカルチェックの5項目を測定した。ドラフト1位・中村奨成捕手(18)=広陵=は過去の新人平均を上回り、同期の中で総合トップの数値を記録した。15日から始まる合同自主トレを前に、捕手以外のポジションにも意欲的に取り組む姿勢を示した。

 すべての体力測定を終えた中村奨が、かすかに芽生えた心境の変化を明かした。15日から先輩選手が加わる合同自主トレがスタートする。これまで捕手へのこだわりを示していたが「キャッチャーだけだとダメ。ノックを受けている中で、他のポジションを守れる準備が必要だと思った」と言った。

 小学1年時に野球を始めてから捕手一筋。他の守備位置に就いた経験はない。12月の新入団選手発表会見でも「他の選手に負けたくない。正捕手の座は渡したくない」とプライドをにじませていた。

 ただプロの世界を生き抜くため柔軟に発想転換。7日の新人合同自主トレ開始から1週間が過ぎ、「何があるか分からない。どこでも守れた方がいいと思う」と、がむしゃらにチャンスをつかむ姿勢を見せた。

 もちろん、本格的なコンバートではない。首脳陣から指示されたわけではなく、三塁、外野など、具体的なポジションも頭にない。内外野グラブを新たに発注する予定もなく「キャッチャーミットだけです」ときっぱりと言い切った。あくまで自身の可能性を広げるためで「他のポジションもできる方がいい」という中村奨の考えだ。

 そんな“怪物”の万能ぶりは体力測定でも際立っていた。持久力や下半身の筋力など計5項目を測定し、平均的に高い数値を記録。過去の新人平均も上回った。広島大の雁瀬明理学療法士(37)は「総合的に中村君がトップでした。基礎ベースが高いことはメリット。技術を吸収できる土台があります」と18歳が持つポテンシャルの高さを絶賛した。

 可能性は無限大だ。中村奨は「平均ぐらいできたらいい、と思っていた。次測る時は今日の結果を上回れるように意識できると思う」とうなずく。高校時代はウエートトレーニングの経験がなく、「どんどん取り入れて、正しい(筋力の)付け方をしてプレーにつなげたい」と意欲満々だ。今後もバランスよく鍛え「走攻守三拍子そろった選手」を目指す。理想に近づくため、無我夢中でルーキーイヤーを駆け抜ける。

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