安部、全試合出場&GG賞に照準 今オフ異業種交流でメンタル強化

 広島・安部友裕内野手(28)が14日、広島市内のマツダスタジアムで契約更改交渉に臨み、2500万増の4600万円でサインした。今季はキャリアハイの成績をマークしたが、満足感はない。真のレギュラーへ、来季は全試合出場と、三塁でのゴールデングラブ賞の獲得を目標に掲げた。(金額は推定)

 倍増以上のアップを手にしても、白い歯はこぼさなかった。10年目で初の規定打席に到達した安部は「評価していただいたと思う。納得した上でハンコを押してスッキリしています」と振り返った。

 今季は主に一、三塁を守り、123試合に出場。打率・310、4本塁打、49打点、17盗塁のキャリアハイをマークした。球団の「主力として連覇に貢献してくれた。安部がいてくれて良かった」という言葉に「うれしかった」と一瞬表情を崩したが「まだ完璧なレギュラーではない」とすぐに引き締めた。

 「厳しいと自分でも分かっているが、レギュラーは全試合出てこそ。1年を通して安定した数字を残すのが、レギュラーだと思う」

 課題は「調子の波を少なくすること」。疲れからか6月は打率・258に落ち込んだ。「考えすぎると動きがいつもと違う」。安定感を増すため、オフはメンタル強化に励む。僧侶、スポーツ選手、起業家…。この時期は異業種と交流する機会が多く、「いろんな考え方がある。勉強になる」と新しい見方を身につけるつもりだ。

 背番号も6に変わり「プレー以外でも自覚が問われる。そういう言動をとらないといけない」と主力としての責任感を口にする。最後は「三塁でゴールデングラブをとりたい」ときっぱり。走攻守すべてのレベルを上げ、プロ11年目へ向かう。

関連ニュース

編集者のオススメ記事

カープ最新ニュース

もっとみる

    スコア速報

    主要ニュース

    ランキング(野球)

    話題の写真ランキング

    写真

    デイリーおすすめアイテム

    リアルタイムランキング

    注目トピックス