中崎、サファテになる 1億突破、誓い新た!コイの絶対守護神へ

 広島の中崎翔太投手(25)が12日、広島市内の球団事務所で契約更改交渉を行い、3000万アップの1億1500万円でサイン。球団高卒投手の年俸1億円突破は史上4人目で、ドラフト1位以外では初。ソフトバンク・サファテを目標とし、鯉の絶対的守護神となる。(金額は推定)

 少し早めのクリスマスプレゼントを手にした。約20分間の交渉を終え、会見室に現れた中崎。7年連続アップとなる3000万増の1億1500万円で更改し、1億円の大台を勝ち取った。

 「やっとプロ野球選手になれたなという感じ。最近は億を超える選手がたくさんいるので、選手としての1歩目がここから始まるのではないかなと思う」

 今季は開幕から守護神を任されたが、早々に腰痛を発症して離脱。それでも復帰後はセットアッパーや抑えとして奮起し、59試合の登板で4勝1敗10セーブ、防御率1・40と巻き返した。

 球団高卒投手の年俸1億円突破は北別府、大竹、前田に続いて4人目。ドラフト1位以外では初だ。「途中離脱が多くて、ちょいちょい打たれる投手なんて信用してもらえないし、信頼もしてもらえない。1年間フルで戦えるようにしたい」と気を引き締めた。

 「見ていて鳥肌も立ちましたし、これが本当の抑えということを力で示してくれた。今の僕にはああいうことをできる力はない。これから力を付けて、近づいていければいい。抑えをやる以上は目指していきたい」

 求める守護神の姿はイメージできている。描くのは今シーズン、プロ野球新記録となる54セーブを記録したソフトバンク・サファテ。11月4日の日本シリーズ第6戦で九回から登板し、3回を無失点に抑えて劇的サヨナラ日本一を呼び込んだ圧倒的な力に衝撃を受けた。

 8年目の来季。評価が示すように期待度は大きい。鈴木球団本部長は「来年はきっちり開幕から役目を果たせるようにオフシーズンを過ごしてほしい」と話した。

 契約更改交渉前にも、マツダスタジアムで体を動かすなど、中崎は自覚に満ちた充実したオフを過ごしている。リーグ3連覇、日本一へ-。万全の状態でシーズンを迎え、長丁場を離脱することなく戦い抜くため、オフも体を鍛え抜くつもりだ。

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