赤松 胃がんからの復活へ誓い新た「来年は優勝に貢献してパレード」
胃がんからの復活を目指す広島・赤松真人外野手(35)が25日、広島市内の平和大通りで行われた優勝パレードに参加。熱いファンからの声援に感謝し、来季こそチームの力となり優勝に貢献することを誓った。
沿道を埋め尽くした鯉党から歓声と拍手が注がれた。赤松は「ありがたい。僕みたいな男に申し訳ない」と感謝した上で「複雑な気持ち。僕の力は一切関係なく優勝した。パレードに参加して手を振って、不思議な感じ」と感想を語った。
自身にとっては2年連続2度目の優勝パレード参加。しかし、89試合に出場し、守備と走塁で25年ぶりのリーグ優勝に貢献した昨年とは訳が違う。「来年は優勝に貢献してパレードで手を振る。そういうのが、心からのパレードなんじゃないかな」。復活を遂げ、チームの勝利に貢献したい思いが強い。
マシン打撃やノックなどを再開しているが、まだ手足にしびれは残る。地道に練習を積み重ねて本来の感覚を取り戻していく。
「今までやってきたことを続けていく予定」。今後は、1月中旬から始まる合同自主トレ参加に向けてトレーニングに励む。14年目を迎える来季。“走守のスペシャリスト”が、3連覇、日本一を目指す緒方鯉の戦力として戻ってくる。