広島 五回降雨コールドゲームで初戦制す タナキク適時打 先制直後に中断→試合終了

5回降雨コールドで勝利し、ファンに手を振って応えるナイン=マツダスタジアム(撮影・田中太一)
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 「セCSファイナルS・第1戦、広島3-0DeNA」(18日、マツダスタジアム)

 広島が天も味方につけ、五回コールドゲームで白星発進。優勝チームのアドバンテージを含め2勝0敗とした。

 DeNA石田に四回まで無安打に抑えられていた広島は、五回の攻撃前に円陣を組んだ。この回先頭のバティスタが四球を選び、新井がチーム初安打となる左前打で続いた。犠打と四球で1死満塁。薮田が空振り三振に倒れたが、田中が中前に先制の2点適時打。続く菊池も遊撃へ適時内野安打を放ち1点を加えた。

 先発薮田は5回2安打無失点の好投でCS初登板初白星を挙げた。

 雨天の中で薮田、石田の両投手が四回まで好投。試合が動いた五回終了直後に中断となった。雨が降る中で審判団が協議を重ねたが、約35分の中断を経て天候は回復せず五回コールドゲームとなった。

 DeNAはCSファーストS・第2戦の15日、甲子園で“泥沼”となったグラウンドで九回まで戦い勝利を収め、17日の第3戦に勝ってファイナルSに駒を進めていた。

 広島にとっては先制点を挙げ、試合成立直後の中断、コールドゲームと幸運な運びとなった。

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