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中村祐 球団史上初、初登板から2戦2勝 4年目若鯉がカブいた!

中田(手前左)から無事にウイニングボールを渡されて笑顔を見せる中村祐(同右)=撮影・吉澤敬太 
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 「広島9-2DeNA」(18日、マツダスタジアム)

 鯉投の頼れる救世主だ。広島の中村祐太投手(21)が先発し、6回2失点の好投でプロ2勝目を挙げた。3日・中日戦でのプロ初登板初勝利から2戦2勝は球団史上初の快挙。チームは2本の本塁打を含む13安打9得点の猛攻で、今季15度目の逆転勝ち。首位・阪神とのゲーム差を1・5とした。

 カクテル光線が、右腕を鮮やかに照らした。中村祐が球団史上初となるプロ初登板から2戦2勝。堂々としたマウンドさばきで、チームに勝利をもたらした。

 「頭では分かっていたけど、体が興奮して力んでしまった。冷静に周りを見て投げるように心掛けた」

 立ち上がりは制球に苦しんだ。初回、先頭・桑原に四球を与えるなど1死二、三塁のピンチを招いた。ロペスの遊ゴロであっさり先制点を献上。続く戸柱に右前適時打を浴び2点目を奪われた。

 だが、失点はこの回のみ。打線の援護を受けた二回から本来の安定感を取り戻した。ワインドアップの投球をセットポジションに変更。「変な力みがあり、セットからは軸を意識して低めに丁寧に投げられた。初登板なら変更する余裕はなかったですけど」と、プロ2戦目で高い修正能力を見せた。

 高卒4年目。昨季からチームメートになった岡田を質問攻めにする。内容は主に投球フォームについて。この日の試合前にもキャッチボール相手を務めてくれた先輩の、力強いボールのすごさを肌で感じたからだ。

 これに対し岡田も「下半身始動で投げていることを言いました。祐太も自分の投球についてよく知っている。合うか分からないですけど、自分の考えを伝えた」と助言したという。そんな周囲の支えに応えるように、中村祐はこの日、6回2失点、7奪三振。打撃でも五回2死一塁で、右前へプロ初安打。続く田中の中前適時打につなげた。

 3日の中日戦で挙げたプロ初登板初勝利のウイニングボールは紛失。今度こそ「2勝目なんですけど、両親にしっかり渡したいと思います」と、この日はしっかりと右ポケットにしまった。

 歴史的な勝利をつかんだが「チャンスをもらっているので、絶対にモノにしようと思っている。先輩たちにもくらいついていけるように頑張りたい」。21歳の右腕は静かに闘志を燃やした。

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