中村祐 球団史上初の初登板から2戦2勝
「広島9-2DeNA」(18日、マツダスタジアム)
広島の中村祐太投手(21)が、6回7安打2失点で球団史上初のプロ初登板から2戦2勝となる白星を挙げた。
立ち上がりは制球に苦しんだ。初回、先頭・桑原に四球を与えるなどで1死二、三塁。ロペスの遊ゴロの間に1点を失うと、戸柱の適時打で2点を先行された。続く戸柱に右前適時打を浴び2点目を奪われた。
だが、失点は初回のみ。「頭では分かっていたけど、体が興奮して力んでしまった。冷静に周りを見て投げるように心掛けた」と、打線の援護を受けた二回以降は安定感を取り戻した。
打撃でも五回2死一塁で、右前へプロ初安打。続く田中の中前適時打につなげた。
3日の中日戦でプロ初勝利を挙げた際のウイニングボールは紛失。この日は、2勝目とプロ初ヒットの2球を手に入れた。「両親にしっかり渡そうと思います」と誓った。