九里、正念場!開幕2連勝のち3連敗…次戦が背水の陣「フォーム見返す」

 「阪神6-0広島」(7日、甲子園球場)

 連敗ストップを託されたマウンドで、広島・九里が唇をかんだ。5回1/3を投げ5安打5失点。三回まで無失点に抑えながら、試合中盤に猛虎にかみつかれた。

 「しっかりゲームをつくろうと思っていたけれど、それができなかった。無駄な四球を出してしまった」

 敗因は九里自身が最も理解していた。この3連戦を通して、四球が失点に直結。この日もそうだった。四回は先頭北條へ四球、続く糸井につながれ、2死から鳥谷に右前へ2点適時打を浴びた。六回も安打と四球でピンチを招き、福留の右翼線二塁打、鳥谷の中前打で計3点を献上した。

 ゴールデンウイーク最終日。4万6567人の大観衆が甲子園を埋め尽くした。ビジターゲームでも左翼席の半分は真っ赤。登板前日、九里は「休みの期間でも応援に駆けつけてくれる人がたくさんいるので、いい投球ができるように頑張りたいです」と意気込んでいた。しかし気合が空回りしたのか、鯉党を歓喜の大合唱に導くことはできなかった。

 これで九里は開幕2連勝の後、3連敗。次回登板が背水のマウンドになりそうだ。「フォームを見返して、しっかり反省したい」と九里。ローテ生き残りへ、正念場を迎えた。

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