九里 4戦わずか1失点 緒方監督も目尻下げる「先発候補」

 「オープン戦、広島4-2西武」(9日、マツダスタジアム)

 結果を出すことでしか切り開けない道の真ん中で躍動する。昨季終了後から「先発で勝負したい」と何度も言い続けてきた広島・九里が、4回を無安打4奪三振で無失点。また一歩、開幕ローテ入りに歩を進めた。

 五回、2番手で出番が来た。三者凡退発進すると、六回は西武の中軸と対戦。3番・浅村を三ゴロに打ち取ると、一発が怖い山川も懐に切れ込むシュートで三ゴロ。「しっかりと0点で抑えられて良かった」。誰が相手でも恐れることはない。強気に内角を攻め続けた。

 オープン戦は初登板ながら、対外試合は4試合目の登板。失点は2月18日・オリックスとの練習試合で喫した1点のみ。緒方監督は「実戦に入ってから、ずっと良い。安定したものを見せてくれている。先発の候補」と目尻を下げた。

 何でもこなせるのが九里の強みだが、先発には強いこだわりを持つ。同期入団の大瀬良や福井が故障で出遅れる中、結果を残し続けてきた。タフネスさも大きな武器。首脳陣の評価はうなぎ上りだ。

 「3ボールがたくさんあった(打者4人)のは良くなかった」と反省を忘れず、「開幕ローテに割り込めるように、結果を残していきたい」と力を込めた。積み重ねた「0」の数だけ、前に進んでいく。

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