九里 黒田氏の金言胸にローテ獲る 「完璧を求め過ぎるな」で気持ちが楽に

 「広島春季キャンプ」(26日、沖縄)

 広島の九里亜蓮投手(25)が26日、昨季引退した黒田氏とジョンソンからの金言を糧に先発ローテ生き残りを誓った。開幕まで約1カ月。「(ローテに)食い込んでいけるようにしっかりと結果を残したい」と気合を入れ直した。

 手応えは十分だ。「打者の反応や駆け引きを考えながら投げられるようになった。アドバイスを受けてから変わりました」。力強い言葉が示すように、春季キャンプでは対外試合2試合に登板し、計4回を1失点。安定した投球で結果を残している。

 ここまで順調な調整を進めて来られたのは、先輩からの助言が大きく影響している。

 レジェンド右腕から伝授されたのは投球に対する心構えだ。「去年、黒田さんから『完璧を求め過ぎるなよ』と言ってもらった。その言葉で気持ちが楽になった」。これで失点をしたくないという呪縛から解放された。

 精神面が黒田氏ならば、技術面の師匠はジョンソンだ。投球の際の足の使い方や、リリースポイントの重要性について教わったという。その結果、体のブレが少なくなり、安定した投球ができるようになった。

 この日はキャッチボールなどで調整。練習後に特設サイン会が開かれ、ファンと交流した。4年目を迎えた若鯉。何とか結果を残し、今シーズンを飛躍の年とする。

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