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堂林、6連戦で「新井打法」完成させる 日南Cで師匠の教えに手応え

 「広島春季キャンプ」(21日、沖縄)

 広島・堂林翔太内野手(25)がキャンプ休日の21日、“新井打法”の完成を目指し、23日からの対外試合に臨むと宣言した。20日に1次キャンプ地の日南から2次キャンプ地の沖縄へ移動。師匠の新井は日南に残るが、独り立ちに不安はない。金言を胸に刻み、鯉のプリンスが28日までの実戦6番勝負でも大暴れする。

 宮崎から沖縄に場所を移し、いよいよレギュラー争いが本格化する。22日に2次キャンプがスタートし、23日から28日まで対外試合6連戦。背水の覚悟でキャンプを過ごす堂林が、実戦6番勝負に挑む。

 「結果が出ても出なくても気にしすぎないようにしたい。後先を考えず、一打席一打席という気持ちを忘れずにやりたいと思います」

 決戦を前に、堂林は言葉をかみしめるように決意表明した。沖縄で目指すのは新井打法の完成だ。昨季はわずか47試合の出場にとどまり新井に弟子入り。打撃指導を受け「上からたたく」という意識を徹底した。「グリップが投手に見えないように、体側に手が隠れないように」。新井の教えを動画でチェックし、自分の形と比較。自然と師匠そっくりに変貌を遂げたフォームも板に付いてきた。

 日南キャンプでは実戦の結果につなげた。3度の紅白戦、オリックスとの練習試合の計4試合全てに先発出場。12打数4安打4打点、打率・333と快音を響かせた。「堂林はいい打撃の状態が続いている」。緒方監督からも高く評価され、キャンプ前半の“MVP”にも選出された。

 ここまでの取り組みが結果に反映され、堂林自身も納得顔だ。「この時期はいつも良くなかったけど、実戦でいい結果が出て、内容も良かった」。まだまだ手探り状態ながら、少しずつ手応えをつかみつつある。

 沖縄キャンプに師匠はいない。新井は日南に残り、打ち込みを行うことが決定。それでも不安はない。これまで通り、新井打法を貫くだけだ。「『継続できるように』という言葉をもらいました。『今の打ち方を変えることなく、続けていきなさい』と言われています」。キャンプ中に授かった金言は、しっかりと胸に刻んだ。

 今キャンプでは外野守備を猛特訓中。不慣れなポジションだが、「毎日少しでもいいので前に進めたらいい」と懸命に食らいつく。外野の開幕スタメンは中堅・丸、右翼・鈴木が既定路線。堂林は左翼をエルドレッド、松山、野間らと争う。プロ8年目は勝負の年。鯉のプリンスが沖縄でもMVP級の輝きを放つ。

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