緒方監督 阪神能見撃ちで初戦必勝だ

 広島・緒方監督(47)が7日、阪神3連戦(8~10日)を前に、能見撃ちで初戦必勝を誓った。今季セ5球団目の対戦で、同級生の金本新監督との初対決。「特別な意識はないよ」とした上で、カード初戦の勝利に全力を注ぐ。

 「阪神戦でまずは対戦が一回りする。監督が代われば、また昨年とは違ってくる。金本監督が、どういう野球をやるかは分からないけど、受け身で戦おうとは思っていない」

 2人は1968年生まれの同級生。広島では11年間、同じユニホームを着て、強打&堅守の外野を形成した。互いの引退試合はともに、直接球場に足を運んで観戦。野球人として認め合う間柄だ。ただ、監督対決に意識はない。攻略すべきは相手投手、相手打線だ。

 8日は能見が先発する予定。昨季、阪神には15勝8敗と勝ち越したが、左腕には2勝5敗と苦しめられた。今季1勝1敗ながら、防御率1・84と安定感があり「簡単には打ち崩せない。前回のDeNA戦が物語っている」と警戒を強めている。

 現在、チーム打率・282はリーグトップ。5、6日のヤクルト戦は打線爆発で勝利を決めた。「能見に対して初対戦の中で、どれだけ苦しめることができるか。われわれはわれわれの野球をする。カード頭を取って、流れを持ってきたいね」と緒方監督。初戦必勝で連勝街道を走る。

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