脳梗塞公表から1カ月 実力派ベーシストが死去「ツアー中の混乱避けたかった」メンバー悲痛の報告
3人組ロックバンド、dipのベーシスト、ナガタヤスシさんが11月14日に死去したことが明らかになった。5日に公式サイトやメンバーのSNSで発表された。
10月4日に「脳梗塞による入院・治療のため、年内のライブに参加出来なくなりました。ライブをキャンセルし活動休止する事も考えましたが、彼の復帰を待ちながら
サポートミュージシャンを迎えて続けていく事にしました。」と公表されていたが、帰らぬ人となった。
この日、公式Xでは「dipのベーシストであるナガタヤスシが、11月14日午前3時に逝去しました。すでに近親者のみにて葬儀を執り行いましたことをご報告します」とつづられた。
さらに「生前、皆さまから賜りました温かいご声援に心より感謝申し上げます。ツアー中の混乱を避けたかったので公表が遅れました、すみません」と死去から半月後の発表を釈明した。
また「ナガタッチが入院したと最初に聞いた時、もしベースを弾けないような事になったらdipは解散しようと思いましたがナガタッチが戻る場所を無くさないようにと鈴木淳をサポートに迎えてツアーを敢行し、今後も活動を続け、帰ってきたらアルバムをレコーディングしようと思っていました。ベースが弾けなくてもDJでも良かった。dipにあるロックな部分はナガタッチに負うところが大きかった。これからもやりたい事が沢山あった。本当に残念です」と早すぎる別れを惜しんだ。
「dipは続けます。続けていかねばならないと思っています。ナガタッチの四十九日は来年1月1日です。新年の祝いとともに故人を偲んでいただければ幸いです」とナガタさんへの追悼を呼びかけた。
dipはナガタさんと、ギター&ボーカルのヤマジカズヒデ、ドラムのナカニシノリユキのスリーピースバンド。1991年に結成された。自身のライブのほか、戸川純のバックバンドなども務めるなど、実力に定評がある。
書き込みに対しては、「残念です。寂しいです。」「天国でもカッコいいベース弾いてください」などの声が寄せられた。
