緒方監督“黒田流で”C途中合流OK
来季の現役続行が決まった広島・黒田博樹投手(40)の来春キャンプ合流が、2月後半の沖縄キャンプからになることが16日、分かった。緒方孝市監督(46)は、今年と同様にメジャー調整を尊重する姿勢を示した。
所用でマツダスタジアムを訪れた緒方監督は、黒田について「キャンプ?沖縄くらいになるでしょう。(開幕から)逆算して(キャンプに)入ってくれると思う」と話した。先週末に食事を共にした。その場で自らの考えを伝えたと言う。
08年から7年間、メジャー調整を行ってきた。日本球界に復帰した今年も、チームへの合流は2月18日の沖縄キャンプからだった。「こちらから言うことはない。自分で分かっている。日本でも1年やっているんだから」と指揮官。参加時期を一任し、開幕に照準を合わせて自分のペースで効率的に時間を使って調整してほしいとの思いがある。
黒田はこの日、マツダスタジアムで約1時間、ウエートトレーニングを行った。「ゴルフのレッスンがあるから」と冗談を言いながら報道陣の質問をかわして車に乗り込んだ。時間の有効活用が来季のさらなる活躍につながることは間違いない。緒方監督は、厚い信頼を寄せている。