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新井“無休トレ”宣言!左手甲手術回避

 広島・新井貴浩内野手(38)が6日、例年以上の練習量で、来季に備える考えを明かした。シーズン中に痛めた左手甲は、完治には手術が必要だが「その時間ももったいない」と回避して連日ハードメニューを消化。下半身強化を中心に、素振りも増やした。悲願の頂点に向け、悲壮な覚悟で挑む。

 年齢を重ねるたびに責任と覚悟は強くなる。来年39歳。不安を減らすため、増えるのは練習量。「もう一回たたき直す」。シーズンを通して戦うボディーをオフに築き上げる。

 「若いころより、今の方がやらないといけないという思いは強い。年齢を重ねていくと(体力は)落ちていく。危機感はある」

 現在は自宅のある神戸と広島を行き来して休まず練習を続ける。「全部鍛え直す」と下半身強化を中心に、キャッチボールや走り込みにも重点を置く。「毎日、筋肉痛じゃないと落ち着かない」。例年以上の練習量に体は悲鳴を上げるが、心は充実している。

 古巣復帰1年目のシーズン。振り返れば、反省の言葉が口を突く。代打が主だった昨季から、今季は110試合にスタメン出場。規定打席到達者の中で、チームトップの打率・275を記録。一方で疲労が見え始めた7月に月間打率・217と不振に陥った。同時にチーム成績も下降線をたどった。

 「これじゃダメだと。試合に出させてもらって、夏場に体力的にも、肉体的にも明らかにヘバってしまったので。昨年よりハードなことをやっていく」

 来季に懸ける覚悟の裏に、1つの決断もある。5月9日の阪神戦(甲子園)で左手中指伸筋腱(けん)を脱臼。手術を勧められたが、完治まで2、3カ月が必要。「練習時間がなくなる。ムダにしたくない」と回避を決めた。車の運転でもウインカーを出す時に「(関節が)外れる」と笑う。だが「痛みはないからね」と、ケガと付き合っていくと決めた。

 2000安打まで残り29本。節目の大台は目前だが、個人記録に興味はない。求めるのは勝負どころでの1本、勝利を導く一打。今オフは原点に返って、素振りに重点を置く。「一番大事なのは、鏡を見ながらスイングすること。単調で面白くないけど基本中の基本だから」と新井。2016年シーズンへ、戦いは既に始まっている。

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