広島“インフィールドフライ”でサヨナラ

まさかのサヨナラで今季初勝利を挙げ、広島・野間峻祥と抱き合って喜ぶ広島・大瀬良大地(中央)=マツダスタジアム(撮影・出月俊成)
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 「広島3-2巨人」(4日、マツダ)

 広島が珍しい形でサヨナラ勝ちを決めた。

 九回、1死満塁と攻め、代打・小窪が投手前にフライを打ち上げた。これを球審ではなく、三塁塁審がインフィールドフライと宣告。しかし打球を追った一塁手・フランシスコ、三塁手・村田ともにダイレクトで捕球できなかった。

 相手野手が捕球しなかったのを見た三塁走者の代走・野間は「主審が何も言っていなかったので、落ちたから走った」と、インフィールドフライではなく通常の打球と判断。ハーフウェーからスタートを切った。三塁後方にいた塁審が宣告した声は「聞こえなかった」という。

 グラウンドに落ちた打球はフランシスコが処理。そのままホームベースを踏んで封殺を試みた。その後、野間がホームを駆け抜けた。

 しかし、打者走者については既にインフィールドフライによるアウトが成立していたため、封殺とはならず、野間の生還がサヨナラのホームインとなった。巨人が野間をアウトにするにはタッチプレーが必要だった。

 「一生のうち一度あるかないかのプレー」と村田。原監督は「結果的にそういう状況になった」と振り返った。広島・緒方監督は「これが守備側だったらゾッとするプレー」と話していた。

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