マエケン緊急降板…右肘張り抹消も想定

 「広島5‐0中日」(12日、マツダ)

 広島・前田健太投手(26)が右肘の張りを訴え、緊急降板した。5回1安打無失点と好投も、五回裏の打席後に自ら降板を申し出た。次回登板は13日以降の状態を見て判断するが、最悪の場合、出場選手登録を抹消される可能性もある。単独首位に再浮上したカープに不安要素が生じた。

 六回表、リリーフとして中田の名がコールされた。エース前田が緊急降板。誰も予想しなかった展開に、球場全体が重苦しい空気に包まれた。

 5回を1安打無失点。球数は66。三回以降は3者凡退が続き、直球も最速149キロを計時した。文句なしの好投。五回裏の打席にも立ち、一邪飛だった。

 実は、登板前から右肘に張りがあった。だから五回の打席後に、自ら降板を申し出た。「ごまかしながら投げて、リズムは良かった。いけると思ったけれど、五回が終わって厳しいと感じた。大事を取った。迷惑をかけたが、無理をするよりも代わった方がチームのためになると思った」。救援陣の踏ん張りで今季2勝目を手にしたが、その味はあまりに苦い。

 球団は試合後、「右上腕三頭筋付着部炎」と発表した。野口チーフトレーナーは「シリアスな状態ではない。アイシング、電気治療を行い、1日ごとに様子を見る」と話した。山内投手コーチは「前回までは大丈夫だった。徐々に張りが強くなったようだ」と説明した。

きょう練習参加

 順調ならば、次回先発は中5日で18日・DeNA戦(横浜)の予定だった。前田は「予定通りにはいかないと思う。様子を見ながら(首脳陣と)話し合う」と述べた。13日の練習には参加するが、野村監督は「エースだから無理はさせられない。様子を見て(状態が)悪いようなら外す」と明言。出場選手登録を抹消する事態も想定した。

 前田は昨年4月20日・巨人戦の開始前にも右腕の張りを訴え、予告先発を緊急回避。「右上腕三頭筋筋膜炎」と診断され、翌21日に登録抹消されている。

 11日に誕生日を迎え、26歳として初めての先発だった。球場には大リーグのスカウトも視察に訪れていた。前田は「大事にはならない。今までもあったこと」と強気の言葉を口にしたが、表情は曇ったまま。単独首位に返り咲いた好調なチームに、大きな影を落とした。

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