雨男マエケンてるてる坊主グッズ作って

 「広島(降雨ノーゲーム)ヤクルト」(3日、マツダ)

 広島・前田健太投手(25)が先発したが、一回裏終了後に降雨ノーゲームとなった。初回に2点の援護を受け、本拠地3連勝へ視界良好となった直後の暗転。今季初の屋外球場での先発で、いきなり“雨男”の本領を発揮した。次回登板は6日・DeNA戦(マツダ)が有力となった。

 さすがのエースも天気には勝てない。前田は「仕方ないです。これが僕の力。球団にてるてる坊主のグッズを作ってもらうしかない。そうすれば雨男を回避できるのかな」と、苦笑いで話した。

 自他ともに認める雨男。当初は小雨で「天気はもつと聞いていた」。しかし、一回裏途中から雨脚が強まった。二回、前田がマウンドに上がり、投球練習を始めようとしたところで中断。そのままノーゲームになった。

 一回は3者凡退。直球は150キロを計時した。直後に2点援護されただけに「前回よりも状態が良かった。先制していい流れだったけれど…」と、残念がった。3月28日・中日との開幕戦(ナゴヤドーム)は6回2失点で勝敗が付かず「まだ自分のペースがつかめていない。早く1勝して流れをつかみたい」と、懸命に前を向いた。

 次回登板は中2日で、6日・DeNA戦(マツダ)になる見込み。山内投手コーチは「前田には数多く投げさせたい。ローテの中心だから」と説明し、以降は5月6日・ヤクルト戦(神宮)まで、中5日で登板が続くとみられる。8日からの巨人3連戦は野村、大瀬良、九里が先発することになりそうだ。

 この日は故郷の大阪・忠岡町から和田吉衛町長(74)、町職員12人が、ご当地ゆるキャラ「ただお課長」を連れ、球場で町制75周年を記念するPR活動を行った。和田町長は前田に「優勝を目指して頑張ってほしい」とエールを送り、町民栄誉賞の授与にも「チャンスがあれば」と前向きに話した。

 練習用グラブに「ただお課長」を刺しゅうしている前田は「少し申し訳ないですね。また機会をつくって来てくれるみたいなので…」。さすがのエースも、この時ばかりはばつが悪そうだった。

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