「広島５‐４巨人」（16日、マツダ）

　広島が終盤に巨人を突き放し、今季初の６連勝とした。

　四回、２死一、二塁から、代打のルーキー鈴木誠が、プロ初安打となる左前適時打を放ち制点。３番手の今井が五回に長野にソロ本塁打を浴びて追い付かれたが、１‐１の八回に１死二塁からキラの右前打と相手失策で１点を勝ち越し。さらにエルドレッド、小窪の適時打などでこの回４点を奪った。九回はミコライオが３点を失ったが、逃げ切った。

　鈴木誠は出場３試合目、３打席目でプロ初安打初打点をマークした。初めて経験するお立ち台で「すごく緊張しています。３打席目は絶対に打ちたいという気持ちで（打席に）入りました。最高です」と喜びを爆発させた。３安打の小窪は「気持ちだけで打ちました。ファンのみなさんのおかげです」と、球場に詰め掛けたファンに感謝した。

　３位の広島は、４位の中日とのゲーム差を４・５に広げた。球団史上初のＣＳ進出に、一歩前進した。