野村鯉、鬼門じゃ…ヤフオクDで5連敗

 「交流戦、ソフトバンク10‐2広島」(31日、ヤフオク)

 やはり福岡の地は野村鯉にとって“鬼門”だった。ここまで防御率1・91と安定していた広島のブライアン・バリントン投手(32)が今季ワーストの6失点で3回KO。救援陣も打ち込まれ、今季2度目の2桁失点を喫した。ヤフオクドームでのソフトバンク戦は1分けを挟み5連敗。交流戦成績も6勝6敗となった。

 みるみる表情が厳しくなっていった。悪夢は三回に待っていた。先頭の本多、内川と簡単に抑え、2死としたバリントン。続く松田もボテボテの内野ゴロに打ち取ったが、これが遊撃への内野安打となった。あと1アウト。そう切り替えれば、何とかなったはずだった。

 ただ、いつもクールなはずの助っ人右腕に焦りが出た。長谷川に右前打を浴び、ラヘアに四球を与えて2死満塁。そして柳田には追い込みながらも、甘くなった直球を左翼線に運ばれ、逆転を許した。ここから制球が定まらなくなり、死球を挟み2連続適時打を食らった。この回まさかの5失点。もちろん次の回のマウンドに姿はなかった。

 ヤフオクドームはバリントンにとって鬼門だった。昨年は1回5失点でKOされた。今年も3回6失点。相性の悪さは明白だが、「そんなに調子は悪くなかった。三回は2死まで簡単に行ったけど、次(松田)が不運なヒットになった。あれがアウトになっていれば…」と唇をかんだ。

 大量失点の原因は分かっていた。投げ急いだことで体の開きが早くなり、それに伴って右腕の角度が横に倒れ、制球力を失った。山内投手コーチは「昨年の悪いときにも、体が早く開くことが原因だった。それが出てしまったね」と、ため息を漏らした。

 4月10日以来、1カ月半以上勝てない状況が続いたことも、精神的に影響したはずだ。この日は打線が珍しく、先制点を取り、同点に追いつかれた直後に勝ち越してくれた。「自分は最少失点に抑えるだけ」と言い続けてきたが、勝てるチャンスが訪れたことで焦りが生じたのかもしれない。

 今季を戦う上で、柱の1人になってもらいたい右腕の乱調に、野村監督も頭が痛いところだ。「三回に悪いのが出てしまった。あの回だけだったよね。2死から内野安打の後の失点だから…もったいない」。チームもヤフオクドームでは10年5月22日から1分けを挟んで5連敗。月が替わる1日こそ、エース・前田健で連敗を止める。

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