中村恭また4回KO…先発ローテ正念場

 「交流戦、ロッテ7-0広島」(19日、QVC)

 広島・中村恭は2試合連続で5回持たずにKOされた。初回、先頭・根元にいきなり四球。何とか後続は断ったものの、二回も先頭から連続四球。無失点には切り抜けたが、崩れるのは時間の問題だった。

 0‐0の三回、1死二塁から荻野貴に先制の適時三塁打を浴びると、井口に2ラン被弾。四回も暴投で追加点を与え、見切りを付けられた。4回5安打4失点で2敗目。前回12日・中日戦(マツダ)の4回3失点に続く背信だった。

 強風で知られるQVCマリンでの初登板。「制球が悪すぎた。風が強く風を意識し過ぎた。球速も出ず、制球も悪ければ、そりゃ抑えられない」と悔しがった。通常150キロ近い直球はこの日は140キロ前後。「風が強いのは嫌い」と右足を上げた際、不安定になることを心配していた。その予想以上にてこずった。

 さらに「スライダーがバレているかも…。待たれていた」と、ロッテ打線に球種を絞られていることを感じた。1軍のローテで投げ続けるなら、相手も当然、研究してくる。「次への課題」と、早急に対策を練る必要性を口にした。

 野村監督は「2回で四球3つ。4点目を取られたところで状態が悪いと思い、代えた。もっと強い球が投げられるのに6割も出ていない。ローテ(を外す)どうこうはないけど、どういう理由でああなったのか…」と首をかしげた。次戦も先発の予定とはいえ、立場はいつまでも安泰ではない。

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