崇徳センバツ絶望的 倉敷商にサヨナラ負け決勝進出逃す エース西が涙「この悔しさを、絶対に忘れずにこの冬を過ごしたい」
「秋季高校野球中国大会・準決勝、倉敷商2-1崇徳」(31日、どらドラパーク米子)
準決勝2試合が行われ、昨年覇者の崇徳は倉敷商に延長タイブレークの十回に1-2でサヨナラ負けを喫した。0-1の九回2死から追いついたが、十回に1死満塁からスクイズを決められた。決勝進出を逃し、来春のセンバツ出場は絶望的となった。
倉敷商ナインが歓喜の声を上げる前で、エース西結多投手(2年)はグラウンドに突っ伏し、主将の国川航希内野手(2年)はしゃがみこんだ。サヨナラ負けで準決勝敗退。西は「練習してきたことができず、本当に申し訳ない」と、涙で言葉を詰まらせた。
0-1の九回2死から同点とし、延長タイブレークに突入。十回は1死二、三塁としたが、無得点に終わった。直後の守備。1死満塁で8番打者が初球にスクイズ。西が捕球を試みたものの、無情にもグラブの下を白球が抜けていった。
相手がスクイズを仕掛けてくることは想定していた。タッチプレーも不要だったが、それでも西は「焦ってしまった」と振り返った。来春のセンバツ出場が絶望的となり「自分も(甲子園に)立ってみたかった」と悔しさをにじませた。
前チームの徳丸凛空投手(3年)から背番号1を引き継ぎ、大黒柱として腕を振ってきた。夏の練習試合で6連投をこなすなどして培ったスタミナも十分だった。今大会を通じても成長曲線は上昇カーブを描き、直球はこの日、自己最速の140キロを計測。しかし、最後は力尽き、125球の力投は実らなかった。
「この悔しさを、絶対に忘れずにこの冬を過ごしたい。来年の夏は絶対に甲子園に行きたい」と誓った左腕エース。この日の悔しさが、もっと強く、たくましい投手へと進化させる。
