高木豊氏が号泣「正捕手がどれだけ大切だったか。存在を証明できて良かった」「常に涙が出そうだった」山本祐大の日本Sの活躍に 自身は戦力外で移籍経験

 元DeNAヘッドコーチの高木豊氏が31日、自身のYouTubeチャンネルに新規投稿。ソフトバンク・山本祐大捕手のこれまでの経緯を踏まえつつ、日本シリーズでの活躍をたたえて号泣した。

 高木氏は1993年オフに横浜から戦力外通告を受けて、日本ハムへ移籍した。「トレードとクビは全く違うけど」と前置きした上で、DeNAからソフトバンクへトレードされた山本の思いを慮った。

 「トレードで出されるのは、言えばそのチームからはいらないというのを押しつけられたいう感情もあったと思うんだけど…」と話すと、鼻をすすりだした。

 「俺がクビになった時、セ・リーグのチームに行くチャンスもあったけど、仲間を敵にしたくなかったというものがあって。(古巣の)選手に対しても全く思わない。憎しみはないんだけど、なんでそうなるの?という気持ちはあったと思うんだよね」と話した。その上で「トレードという(自分を)必要としなかった球団には思うところがあるわけ。それを証明するいい機会だったよね。山本祐大という正捕手がどれだけ大切だったか。あそこでDeNAで山本祐大がマスクをかぶっていたらと思うと、一方的に4連敗を食らったかなと思うし。祐大が自分の存在を証明できて良かったと思うよ」と話すと涙を拭った。

 山本祐大は第4戦で4番・栗原が目の前で敬遠された直後に同点2点三塁打を放つなど、3打点を記録して優秀選手賞に輝いた。小久保監督が山本祐をたたえた場面も振り返り、「監督もジャイアンツのユニホームを着たりだとか、一度愛着があったチームを去ることになったから。本当に思いは分かっていたね。(山本祐は)本当によくやったと思う。立派だったと思うな。あの日本一のチームに必要だと言われて。その思いを果たして本当に立派だったと思うよ」と話すと、また涙を拭った。

 最後に「日本シリーズは楽しませてもらうんだけど、心苦しいところがあった。でも、意地っていうのがすごくカッコ良く見えた。男としてけじめっていうのがしっかりできたなって」とたたえ、「山本祐大で泣くとは思わなかったけどな。山本祐大のことを思い浮かべると常に涙が出そうだったんだよ。男としても選手としても一皮むけた。日本一のキャッチャーになったんだから」と最後まで称賛し続けた。

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