報徳学園4強でセンバツ当確 谷口連続イニング無失点60でストップも執念10回5失点149球完投「気持ちで抑えるしかなかった」味方に感謝

 「秋季高校野球近畿大会・準々決勝、報徳学園6-5八幡商」(31日、わかさスタジアム京都)

 準々決勝4試合が行われ、報徳学園(兵庫)は八幡商(滋賀)に延長十回タイブレークの末、6-5でサヨナラ勝ちし、準決勝に進出した。プロ注目の最速150キロ右腕、谷口哲聖投手(2年)は連続イニング無失点が60で途切れたが、10回5失点で完投した。智弁学園(奈良)、京都国際、明石商(兵庫)も勝ち進んだ。秋季大会の成績は来春の選抜大会出場校を決める重要な参考資料となる。近畿の出場枠は6で、4強入りした各校は選抜出場が当確となった。

 代打・植田が1死満塁から鮮やかなスクイズを決め、サヨナラの走者が生還すると、報徳ナインは喜びを爆発させた。センバツ出場が懸かった一戦。延長十回タイブレークの激闘を制し、大きな1勝をつかんだ。

 エース・谷口が苦しみながらも最後まで踏ん張った。七回まで無失点投球も八回に崩れた。2死球と暴投などで2死二、三塁とし、中前適時打で今秋初失点。谷口の連続イニング無失点は60、チームの連続イニング無失点も83で止まった。1点差に迫られた八回には再び味方が得点し、リードを2点に広げたが「相手が粘り強く、思うように抑えられなかった」と悔やんだように、九回には3点を奪われ逆転を許した。

 それでも味方打線が追い付き、延長に突入。「逆転された時は申し訳なかったけど、まずバッターを抑えることしか考えていなかった。気持ちで抑えるしかなかった」と谷口も気合を入れ直してマウンドへ。無死一、二塁から始まる十回を見逃し三振、一ゴロ、空振り三振と三者凡退。10回11奪三振5失点(自責点4)、149球の完投でサヨナラ勝利を導いた。

 大角健二監督(46)は「谷口におんぶに抱っこでしたので、今日は谷口が苦しんだ分、野手がしっかり谷口を支えてくれた」とうなずいた。チーム一丸の執念でセンバツ当確のランプをともした。谷口も「この試合を勝ち抜けたということは他のチームができていないことをできている。そこを強さにしてやっていきたい」と胸を張った。

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