巨人・松井監督「あの旗を輝かせてください」 球団旗を指しナインに訓示 「みんなジャイアンツの血が流れてる。君たちが文化を作っていってください」【全文】
「巨人秋季キャンプ」(30日、ジャイアンツ球場)
巨人・松井秀喜新監督がコーチ陣、選手の後に最後にグラウンドに登場。高橋由伸ヘッドコーチらのあいさつ後、ナインに5分以上、訓示した。
松井監督は身ぶり手ぶりを交え、後方のスコアボード上でたなびく球団旗を指しながら「あの旗を輝かせてください。過去の栄光で輝いてる旗じゃ、かわいそうです。みんなであの旗を輝かせる。伝統、我々のプライド。もう一回、作り直して」と求めた。「まず自分がコントロールできることをしっかりと100%でやっていきましょう。そういうみんなの意識が少しずつ浸透していったら。これがまた新たなジャイアンツの文化になって、それが我々の財産になる。みんなジャイアンツの血が流れてる。君たちがその文化を作っていってください」などと話した。
松井監督の訓示全文は以下の通り。
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今シーズン、お疲れ様でした。
1軍はもう少しのところでセ・リーグ優勝に迫りましたが、残念ながら優勝できませんでした。
皆さん各々、今年の反省、課題点、そして来季への自分の何を伸ばしていけばいいのか。そのために自分が何をしなくちゃいけないのか。おそらく頭の中でプランができていると思います。
皆さんの今後の成長。それはもう若手、中堅、ベテラン関係ないです。誰もがやはり今より、先がもっともっといい選手になれる。そのために自分は何をするのか。自分の中のある潜在的なものね、成長できる余白部分。そこをしっかり埋めていく作業をしてください。
そのためのサポートするスタッフ、そのための施設、そろっております。みんな自分のものにして。みんなしっかり活用して、来年の2月のキャンプで、今よりもいい各々の姿でスタートできるように期待しております。
まずやはり、練習にしてもそう、どんな時もそうです。俺、今何のためにやってんのか。そこ意識しよう。そこを100%でやりましょう。100%やらないと、100%のフィードバックが返ってこないですね。そこ80%ぐらいでいいやと思ったら、80%でしか返ってこない。その一瞬一瞬、今何のためにこれやってんのか。アップでもキャッチボールでも。ティーバッティング。そこを一瞬一瞬、意識。100%出し切る意識。それは各々、自分がコントロールしてできることは。相手がいないときに。グラウンドで試合になれば相手がいる。ここは自分がコントロールできないこといっぱいあるけど。まず自分がコントロールできることをしっかりとね、100%でやっていきましょう。
それが、そういうみんなの意識が少しずつ浸透していったら。これがまた新たなジャイアンツの文化になって、それが我々の財産になる。
人は毎年入れ替わるんすよ。多少はしょうがないですよ、それはね。それはもう避けられない。
でも、そうやって積み上げていった文化っていうのは残るね。それでさえアップデートしていかなくちゃいけないんだけど。まずそこから始めていきましょう。我々が意識できることを。
すぐ勝つことを考えるんだったら、すごい選手とってくればいいんです。でも、それじゃやっぱり楽しくない。みんなジャイアンツの血が流れてる。君たちがその文化を作っていってください。
やっぱりジャイアンツ。昔は特別な球団ですよ。今もそうかもしれない。でも、それは過去の先輩のおかげなんで。我々が今度、新たな強いジャイアンツを作っていかなくちゃならない。みんなで。
あの旗を輝かせてください。過去の栄光で輝いてる旗じゃ、かわいそうです。みんなであの旗を輝かせる。伝統、我々のプライド。もう一回、作り直して。これから毎日毎日。1試合1試合。そしてシーズンが重なっていけば新たなジャイアンツの姿になって。その文化をみんなで作っていきましょう。
成長する余白。いっぱいありますよ。技術のトレーニング、科学的なトレーニング。栄養をとることも、もちろん。睡眠をしっかりとる。それもトレーニング。な、西舘そうだな。睡眠をしっかりとる、それも大切。オッケー。成長できるとことはいっぱいある。
みんな平等に24時間ある。それをちゃんと使って、自分たちの成長につなげていってください。
それがあれば必ず最後は、我々みんなの力、ジャイアンツプライドで勝てると信じてます。いつ、どれぐらい、どうやってその成果が出てくるかわかんない。一瞬一瞬意識していきましょう。100%。これ今何やってる。一瞬一瞬、意識して。その積み重ね。新たな文化を作って、新たな強い組織を作っていきましょう。
みんなと一緒にこのジャイアンツのユニホームを着て、一緒に仕事すること、一緒に戦えること、私は今すごいワクワクしてます。私自身、来年25年ぶりにジャイアンツのシーズンを過ごします。私が選手だった時も、決していつも強かったわけじゃないんです。でも、やっぱり継続して強い組織になるように、みんなで意識して頑張っていきましょう。期待しております。よろしくお願いします。
