シーズン最多勝利の球団は?【プロ野球記録企画】

 デイリースポーツの記録担当がプロ野球のさまざまな記録をひもとく新企画「記録の向こう側」(随時掲載)がスタート。今回はシーズン最多勝利の球団を取り上げる。

  ◇  ◇

 1955年の南海は、適材適所の補強を行いシーズンに臨んだ。深見安博(前高橋)杉山光平(前近鉄)飯島滋弥(前大映)を招き、打線が充実。また、各ポジションに有力な選手を複数配し、競争をあおってチーム力を高めた。

 投手陣では若手の台頭が見られた。宅和本司が24勝、中村大成が23勝を挙げ引っ張った。小畑正治、円子宏ら二番手グループも安定感を見せた。山本(鶴岡)一人監督の采配が光った。

 開幕10連勝と、いきなり突っ走った。ところが5月に入ると、宿敵西鉄が首位に立つ。それでも絶えず2ゲーム差以内に踏ん張ったことが、後に効いてきた。

 6月14日には首位を奪還。何度も1位と2位が入れ替わるデッドヒートを演じる。そして10月6日に優勝を決めた。

 首位を争った西鉄戦に13勝7敗2分けと勝ち越したのも最後に物を言った。この年の南海は今季の両リーグと同じ143試合を戦い、積み重ねた勝利数は実に99。後進のソフトバンクは今季パ・リーグを独走したが、それでも白星は91だ。

 1955年といえば、自由党と民主党が合併し「自由民主党」が誕生。保守合同が成った「55年体制」として名を残す。その後何度か政権交代は行われたが、この年の南海が残した数字は「永久政権」となるかもしれない。(デイリースポーツ・高野 勲)

答え 1955年の南海

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