二刀流の日本ハム・柴田 プロ11打席目で初アーチ「とても気持ちよかった」 新庄監督苦笑い

 「日本ハム4-7オリックス」(19日、エスコンフィールド)

 誰もが無限の可能性を確信した。日本ハム・柴田が強振した打球は、弾丸ライナーで右翼席に突き刺さった。打球速度177キロ、飛距離123メートル。投打二刀流の大器が放った衝撃のプロ初アーチに、本拠地は大歓声に包まれた。

 1点を追う六回先頭で、エスピノーザの148キロを捉える同点ソロ。プロ11打席目での一発に「とても気持ちよかった」と笑った。四回に左翼線二塁打を放った後、新庄監督から「次はライトに放り込もうか」と声をかけられ「狙っていいんだなと。思いは固まりました」。背中を押した指揮官も「そのまま打ちよった」と苦笑いだ。

 体重は入団当時から約15キロ増の100キロ。今季開幕からは6キロ増えた。体の成長とともに思考も進化。投手心理が分かるだけにさまざまなボールに対応しようとしていたが、横尾打撃コーチらの助言で割り切って狙い球を絞る意識に変えると、打撃も一気に覚醒した。

 プロ初勝利の方が初アーチより早いと思っていたという柴田は「いい驚きですね」と笑み。敗戦の中、まばゆい輝きを放った20歳に、新庄監督も「200本、300本打てる素質がある。期待してます」と目を細めた。

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