巨人・田中将 黒田超え日米通算単独2位204勝 7回1失点4カ月半ぶり4勝目「ホッとしてます」 阪神負けて0差
「巨人14-1中日」(19日、東京ドーム)
ようやく笑えた。ハイタッチの輪に加わり、巨人・田中将が日米通算204勝目の記念球を受け取る。「ホッとしています」。逆転優勝へ白星のバトンをつなぐ7回4安打1失点。勝てなかった4カ月半の月日が癒えていく。黒田博樹を超える歴代単独2位の勝利となった。
ベテランの意地が詰まった102球だ。立ち上がりを三者凡退に抑えると、直後にもらった援護が背中を押した。三回には1点を許すが、それ以外の6イニングはいずれも二塁を踏まさない。ゾーン内にチェンジアップを投げ込むことで、直球を生かす。杉内投手チーフコーチも「期待通りの投球」とうなった。
5月1日の阪神戦で今季3勝目を挙げて以来、4カ月半も白星から遠ざかった。5月の時点で黒田氏から伝えられた「早く抜いてくれ」の約束に月日も要し、お立ち台では「もっと早く達成したかった」と頭をかいた。
海を渡った2014年、新天地にあった大きな背中は今も鮮明に覚えている。「プロとして、投げられる気迫や姿勢がチーム内で認められていた」。闘志を前面に出して戦う姿は世界共通だと知った。「いくつになっても大切なんだ」と見て、感じたスタイルを今も変わらず大切にしている。
空白の4カ月半が色づく。「ただ、グラウンドに来てやることって自分を磨く、鍛錬するしかない。そうやって前に進むしかないと思っていた」。終着点ではない。ここから始まる大逆転へ、田中将がチームをさらに加速させた。
