「出処進退を書け」横浜高校・村田監督 自身を変えた恩師・渡辺元智さんの言葉を明かす 「本気の目で怒られて」
高校野球の強豪、横浜高校の監督として甲子園で春夏5度の優勝へ導き、8月17日に81歳で亡くなった渡辺元智さんのお別れの会が14日、横浜市内で開催された。野球界関係者は1500人が列席した。
教え子のDeNA・鈴木尚典、筒香嘉智、ソフトバンク・近藤健介、日本ハム・万波中正や、大阪桐蔭・西谷浩一監督や、ヒロド歩美アナウンサーら関係者が黒いスーツで弔問。渡辺さんの教え子で現在、横浜高校を率いる村田監督は「これだけの方々が集まられて、やっぱりすごい監督なんだと改めて思いました。それを超えていくというよりも、それを継承、一緒になってまた横浜高校を作っていく。その原点みたいなもの、僕は全部渡辺監督さんからいただいたので、共に戦っていた先にまた未来に繋がっていくのかなって、本当に改めてそういう風に思いました」と実感を込めた。
20年から母校・横浜高校の監督に就任したが、選手時代と同じく、渡辺さんから多くの影響を受けたという。弔辞では24年夏の神奈川大会決勝で東海大相模に逆転負けを喫した試合に触れ、「2年前、東海大相模さんに負けた時に、『もう出処進退を書け』『肩をたたかれなかったか?』と本気の目で怒られて。それが僕を変えてくれた言葉だったんで。監督さんのメッセージとして、やっぱり横浜高校はそんな甘くないんだぞ、と。絶対勝たなきゃいけないんだぞ、と。そこから実は県内で負けてなかったりとか、優勝にこぎつけたりだとか、一番こうグサッと刺さった言葉が渡辺監督さんのそのお言葉だったので、感謝を伝えました」と明かした。
25年のセンバツで優勝し、夏の甲子園では昨年が8強、今夏も4強。「これから本当に渡辺監督さんのことを超えていくんじゃなくて、共に戦っていく、その原点を教わったんで、しっかりと忘れずに横浜高校を作っていく。その先に未来へ繋がって新たな横浜高校ができるのかなって、その気持ちをしっかり持って。これから頑張っていきたいと思っています」と、継承を誓った。
