愛甲猛氏「僕が一番迷惑をかけた。お礼のしようがない」渡辺元智氏との別れを惜しむ「人生をつくってくれた監督」高校3年間で一度だけ激怒された秘話明かす
高校野球の強豪、横浜高校の監督として甲子園で春夏5度の優勝へ導き、8月17日に81歳で亡くなった渡辺元智さんのお別れの会が14日、横浜市内で開催された。野球界関係者は1500人が列席した。
教え子で元ロッテの愛甲猛氏は「お礼とゆっくり休んでくださいっていう言葉をかけさせていただきました。多分、監督さんの野球人生の中で、僕が一番迷惑かけたと思う。そのお詫びとお礼と。正直言って、監督さんがいなかったら、今ここでこういう囲み取材を受けられるような立場ではないので、ほんとに礼のしようがないぐらいお世話になったって感じです」と話した。
高校3年夏はエースとして甲子園優勝に貢献するなど思い出は尽きない様子で、「監督さんからいつも試合中にかけられる言葉が必ず『我慢しろ』で。僕の高校生活の中ではすごく残っていて。今は『目標がその日その日を支配する』っていう言葉がありますけど、あの頃は監督さんが『冷静沈着』っていう言葉を色紙に書いているのを何回か見ていて。監督さんが言おうとしていることはこういうことなんだなっていうのはすごく自分の中に残っていて」と振り返った。
さらに続けて「(愛甲氏が)自分の喜怒哀楽というか、怒りをあらわにしてグローブを投げて怒ったことがあったんですけど。3年の春の大会かな。その時に3年間で一度だけですね、本気で怒られて。それからもう一切、喜怒哀楽を表に出さないっていう。でも、なんかそれが逆に生意気に映ってたみたいで。本当は喜怒哀楽を出したかったけど、監督の教えで。でも、その言葉のおかげでプロに入ってからも我慢して練習して、なんとかレギュラーをつかんで。本当に僕の人生を決めてくれたというかつくってくれた監督でした。ゆっくり休んでいただきたいなと思います」と別れを惜しんだ。
