巨人・竹丸 「3回8失点したやつがハイタッチするんですよ?純粋に気まずいですよね」も 励ましの声が気持ち奮い立たせる力に

 「巨人1-0阪神」(12日、東京ドーム)

 巨人が首位・阪神との直接対決に競り勝ち0・5ゲーム差に接近した。屈辱の阪神戦7連敗を竹丸和幸投手が快投で止めた。二回から六回までは二塁を踏ませない圧巻の投球で7回4安打無失点10奪三振。阪神戦3勝目で、球団の新人では2013年の菅野智之以来、左腕に限れば1939年の中尾輝三以来87年ぶりとなる2桁勝利となった。

  ◇  ◇

 浮かない顔の竹丸を見たのは8月2日のことだった。熊本地震の被災地を支援するための募金活動に立つも、笑みは一切ない。「どんな顔をして立てばいいんだろう」。初めて経験する試練の夏場だ。前日1日には3回8失点とプロ入り後、初めてKOされていた。

 引きずっていても好転はしない。「眠れなくなることはない」と笑うほどの強心臓を持つ左腕に、どうしたのか聞いた。「3回8失点したやつがハイタッチするんですよ?純粋に気まずいですよね」。多くの声援に応えられなかったふがいなさが、胸を締め付けた。

 だが、もらう言葉は温かかった。名前を呼ばれ「頑張ってください」の声に勇気づけられる。2軍で投球フォームを見直すなど、再出発後は連勝。励まされた分だけ、期待に応える。気持ちを奮い立たせる力になった。

 竹丸は笑う。「初勝利から今までの記念球を全部遠征バッグに入れて、どれがどれか分からなくなりました。でも、ボールはボールなんで」。大物感漂うルーキーの快進撃。苦しんだ分だけ強くなった姿に、またファンからの大声援は注がれる。(デイリースポーツ・松井美里)

野球スコア速報

編集者のオススメ記事

野球最新ニュース

もっとみる

    スコア速報

    主要ニュース

    ランキング(野球)

    話題の写真ランキング

    写真

    リアルタイムランキング

    注目トピックス