年間50本塁打を放ちながら、キングになれなかった唯一の選手は?【プロ野球記録企画】

 デイリースポーツの記録担当がプロ野球のさまざまな記録をひもとく新企画「記録の向こう側」(随時掲載)がスタート。今回は「年間50本塁打を放ちながら、キングになれなかった唯一の選手」について取り上げる。

  ◇  ◇

 シーズン50本塁打以上を放った選手は、プロ野球の長い歴史でのべ15人しかいない。同じ年に同じリーグで2人重なってしまったのが、03年のパ・リーグだった。

 アレックス・カブレラは01年に西武へ入団した。来日の際にはヤクルトもリストアップしていたが、同じ一塁手として99年からロベルト・ペタジーニがいたため、獲得レースから撤退。アレックス・ラミレスを獲得した。2人はともに、球史に残る助っ人として大活躍を見せる。ヤクルトの名スカウト、中島国章氏の目利きは確かだった。

 規格外のパワーで本塁打を量産したカブレラは、日本球界に慣れた03年も快調にアーチを描いてゆく。ところが、好事魔多し。この年は近鉄の実力者、タフィ・ローズも絶好調だった。51本塁打を放ち、1本差でカブレラをかわした。

 ところでこの年のセ・リーグ本塁打王は、横浜のタイロン・ウッズ、そしてヤクルトのラミレスだった。同僚となる可能性があった2人のアレックスが、両リーグで並び立った。なおラミレスの本塁打数は40本。カブレラより10本も少なかった。

 答え 03年カブレラ(西武)

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