巨人・石塚 プロ初サヨナラ犠飛で連敗ストップ 橋上監督代行「まだまだいくらでもチャンスはある」諦めの悪いチームへ
「巨人4-3DeNA」(1日、京セラドーム大阪)
打った瞬間、巨人・石塚は忘れていた。ネクストから見た1死一、三塁。「打席に入る時は外野フライでもサヨナラと、頭にはあったんですけど。打った瞬間は忘れてて、ベンチからバーって(先輩が)来てくれて、そこでやっとって感じでした」。プロ初のサヨナラ犠飛で歓喜の主役になった。
大声援が我を忘れさせた。九回、みんなでつないだサヨナラの場面にバットを強く握った。「あの大歓声がそうさせたのかな」。打席に入る前の思いを忘れるほど、集中力を研ぎ澄ます。直球が3球続く中、石塚は迷うことなく4球目も来た直球を振り抜いた。打球は右翼へ伸び、味方からの手荒い祝福を受けた。
前カードでは阪神との直接対決に屈辱の3連敗。優勝マジックが点灯し、ゲーム差は最大の4・5まで開いたが、うつむいている選手は一人もいなかった。この日の試合前には橋上監督代行が強くゲキを飛ばす。「全部勝てるぐらいにやっていけば、まだまだいくらでもチャンスはある」-。
1軍メンバー最年少の20歳がまずは連敗を止めた。「僕は一番若いので、勢いという面では先頭に立ってやっていけるようにしたい」とは石塚。諦めの悪いチームを前へ、前へと動かしていく。
