【解説】巨人は「ダメージの大きい1敗」先発ハワードは「全く腕が振れていなかった」阪神の勝負強さが際立つ

 「阪神4-1巨人」(28日、甲子園球場)

 巨人は完敗で連勝が3でストップ。首位阪神とのゲーム差は2・5と広がった。

 先発ハワードが初回、近本に3球目を捉えられ、先頭打者本塁打を被弾。三回には1死から中野に四球を与えると、森下、佐藤輝、大山に3連打を浴びて2点を失った。

 大事なカード初戦を託されたハワードは3回4安打3失点で降板となった。デイリースポーツ評論家・関本四十四氏は「ハワードは立ち上がりから体が重そうで、全く腕が振れていなかった。直球は走らず、近本に浴びた一発は失投したら一番飛ぶスライダー。外国人選手が首位攻防の大事な初戦でプレッシャーを感じていたということはないだろうが、暑さなのか疲労なのか、本調子には遠かった」と指摘した。

 一方、阪神の先発・村上は圧巻の投球。五回2死、初安打から連打で一、二塁とされたが、中山を内角146キロ直球で空振り三振。ピンチを切り抜け、雄たけびをあげた。関本氏は「村上は慎重に慎重に、コースを間違わない。中山へ投げた一球は本当に見事のひと言。今日一番のストレートがあの場面で出せるところがさすがだよな」と振り返った。

 これで直接対決は阪神が5連勝となった。「阪神は佐藤輝が会心の当たりでなくても一、二塁間に持っていく。村上のここ一番の集中力もそうだが、ひとりひとりが勝負強い。村上だけでなく残り2イニングを締めた木下、工藤の若手2投手のストレートは本当に魅力があるよな」と関本氏。「巨人にとってはダメージの大きい、本当に疲れがくる1敗。残り2試合、阪神は余裕を持って戦えるだろうし、巨人にとっては心理的にも難しくなるだろうな」と語った。

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