広経大「守り勝つ」 5季ぶり頂点へライバルは近大工「勝って神宮を決めたい」 広島六大学野球秋季リーグ29日開幕

5季ぶりのリーグ制覇を狙う広経大
左から中嶋奏輔、吉村凌河、草道塁投手
 雪辱を期す東賢孝監督
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 広島六大学野球秋季リーグ戦(デイリースポーツ後援)が29日に開幕する。2024年春以来、5季ぶりの優勝を狙う広経大は、投手力を軸とした「守り勝つ野球」で頂点を目指す。右膝の故障から復調したエース・吉村凌河(3年・宇部鴻城)、抑えを担う中嶋奏輔(3年・高知)中心の投手陣を整備。渡邊颯人新主将(3年・おかやま山陽)の下、チーム一丸となって、20年以来 となる秋のリーグ制覇と明治神宮大会出場を狙う。

 越えなければならない壁は明確だ。近年、優勝争いの大一番で立ちはだかってきた近大工。広経大は2024年春に頂点に立って以降、リーグ制覇から遠ざかり、今春も近大工に敗れて優勝を逃した。東賢孝監督も「今は近大(工)に押されている」と認める。5季ぶりVへ、宿敵撃破が最大のテーマとなる。

 雪辱の秋へ、東監督が鍵に挙げるのが投手力だ。「野手陣は安定感がある。やはりピッチャー。失点を1点でも少なくして、少ないチャンスをものにする」。投手を中心に守りを固め、接戦をものにする「守り勝つ野球」を掲げる。

 投手陣の柱は、最速150キロの直球を武器とする吉村だ。今春は近大工との大一番を前に、登板前のアップ中に右膝を痛めた。マウンドに上がれず、チームが敗れる姿を見守った。「最後、投げ切れなかったので、今回こそは近大(工)に勝って、神宮を決めたい」と今季にかける思いを口にした。現在は「仕上がりは結構いい」と胸を張り、「ピンチで気持ちを入れた時のストレートが強み。困った時はストレート」と雪辱を期す。

 吉村とともに先発として期待される草道塁(3年・高知商)も「みんなで優勝したい」と腕をぶす。そして、試合終盤に控えるのがサイドハンドの中嶋だ。春からクローザーを任され、オープン戦でも最後を締めてきた。「いっぱい投げたい気持ちは正直ある」と先発への思いもあるが、「個人で勝つというより、チームが勝てればいい。自分が投げるところは無失点でいく」と言い切る。

 秋の優勝は20年、明治神宮大会は19年以来遠ざかっている。3年生トリオを軸に、投手陣が失点を抑え、何度も苦杯をなめてきた近大工の壁を今度こそ乗り越える。そして5季ぶりの頂点、中四国代表決定戦を勝ち抜いて明治神宮大会出場-。広経大の挑戦が始まる。

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