智弁和歌山 バントシフト「ブルドック」で延長十回のピンチしのぐ 中谷監督「勝負かけるしかないかなと。頼もしかった」と目を細める
「全国高校野球選手権・3回戦、敦賀気比3-7智弁和歌山」(15日、甲子園球場)
智弁和歌山が延長十一回の死闘を制してベスト8に進出した。
延長十回タイブレークは無死一、二塁から無得点。その裏、1点でも失えば試合が終わる状況で、バントシフト「ブルドック」が奏功した。一塁手と三塁手が極端に前進し、遊撃手が三塁、二塁手が一塁のベースカバーへ。相手の初球バントを処理した三塁・黒川が、迷うことなく三塁へ送球し封殺。1死一、二塁として投手の久葉が後続を空振り三振、二ゴロに仕留めると、十一回に持ち込で一挙5得点で突き放した。
中谷監督は十回のバントシフトについて「いつも練習しているので。表の攻撃でゼロだったので勝負かけるしかないかなと。打って来られたら万事休すなんですけど勝負かけるしかないと腹を括った。いろんなこういう接戦で勝ちきれないことが課題だった。慌てずみんなやっていたのが頼もしかった」と選手のプレーに目を細めた。「僕からのブロックサインでいろんな牽制だったりシフトだったりのをやれるように準備してる。うちは基本的にはあのパターン。ショートの脚力がない時は前に行っちゃうと遅れる可能性があるので後ろからランナーに気づかれないようにいくパターンもありますし。前に行くことによってランナーが飛び出した時に牽制っていうのがセットであるので、いろんなバリエーションがあります」と話し「あんまり戦術的なとこなので」と笑った。
黒川は「(練習は)同点の九回を想定して自分たちが、監督に『こういう練習をやりたい』と提案してやってきた、僕らは中谷監督がプロでやってきた野球をやっている」と胸を張った。
