大谷翔平の母校・花巻東が3年ぶり16強 菅原“大谷似フォーム”で6回1/3を0封「一番リラックスできる投げ方」
「全国高校野球選手権・2回戦、花巻東4-1岡山学芸館」(14日、甲子園球場)
2回戦が行われ、ドジャース・大谷の母校、花巻東が2023年以来3年ぶりの16強入りを果たした。甲子園初先発となった菅原駿投手(2年)は、SNSでも話題の“大谷似フォーム”で6回1/3を6安打無失点。1年秋から背番号17もつけた大谷の系譜を継ぐ2年生右腕が、好投で勝利に貢献した。赤間史弥外野手(3年)も初戦に続き投打「二刀流」の活躍を見せた。
184センチの長身から、ダイナミックなフォームで次々と打者を手玉に取った。初めての甲子園先発でも、菅原はしっかり結果で応えた。
試合前は緊張もあったが、「二回ぐらいから『甲子園のマウンドに立っているな』という気持ちが出てきた」と特別な空気感を楽しんだ。これまであまり使わなかったチェンジアップでも空振りやゴロに仕留め、六回まではわずか4安打と安定感が光った。
しかし七回は2安打を浴びて1死一、三塁となると赤間に交代を告げられた。「九回までいきたい気持ちはあった。これまで5回、6回投げることがあまりなかったので気持ちが切れてしまった」と悔しそうな表情を見せながらも、「全体的にまとまっていたのでよかった」とうなずいた。
初戦の新田戦では九回に登板。そのフォームが「大谷翔平に似ている」とSNSで注目を集めた。菅原も「よく言われます」と明かす。「意識はしていないんですけど、一番リラックスできて、スピンがかかっていい球が投げられるので、あの投げ方にした」と“大谷似フォーム”がはまっているという。
くしくも背番号でも大谷の系譜を継ぐ。1年の秋から背負ったのは、菊池雄星や大谷も下級生時代につけた「17」だった。花巻東では出世番号とも言われ、期待の選手に与えられる。「歴代の先輩方がつけてきた背番号なのでプレッシャーはあった。それにふさわしい行動、ピッチングをしたいと思っていた」と菅原も成長してきた。
今大会から背番号11になったが、「自分がやることは変わらない。チームを勝たせられるピッチャーになりたい」と次世代のエースの自覚を持っている。6回1/3を無死四球無失点と役目を果たした右腕に、佐々木洋監督(51)も「素晴らしいピッチングをしてくれた」と賛辞を贈った。
“大谷似フォーム”と言われることには「照れくさい」とはにかんだ菅原だが、「あこがれの存在。花巻東で頑張っていきたい」と大谷の存在は大きな励みだ。フォームだけでなく、投球でも世間を沸かせる夏にする。
◆菅原 駿(すがわら・しゅん)2009年6月27日生まれ、17歳。岩手県一関市出身。184センチ、82キロ。右投げ右打ち、投手。最速146キロ。厳美スポーツ少年団で野球を始め、小学6年では楽天ジュニアに選出。厳美中時代は宮城仙北ボーイズでプレーし、全国大会優勝。花巻東では1年春に背番号20でベンチ入り。1年秋から背番号17をつけ、今大会から背番号11。50メートル走6秒8、遠投100メートル。
