同一試合で初回先頭弾とサヨナラ本塁打を放った初の選手は?【プロ野球記録企画】
デイリースポーツの記録担当がプロ野球のさまざまな記録をひもとく新企画「記録の向こう側」(随時掲載)がスタート。今回は「同一試合で初回先頭弾とサヨナラ本塁打を放った初の選手」を取り上げる。
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1992年の開幕後に中日入りしたアロンゾ・パウエルは、1年目から打率・308と結果を残し、2年目の93年シーズンを迎えた。
この年は左膝の故障で戦列離脱も、打率は3割以上をキープ。そしてシーズン終盤の10月13日、本拠地ナゴヤ球場でのヤクルト戦だった。
1番打者として起用されたパウエルは初回、伊東昭光から先頭打者本塁打を放つ。そして九回には、山田勉からサヨナラ本塁打を放った。
パウエルに始まり、パウエルに終わる。日頃は冷静でチーム思いの紳士だが、さすがに喜びを隠せなかった。優勝を目前にしたヤクルトに、一矢報いた。
この年オフには、相棒だった主砲の落合博満がFAで巨人へと去る。翌94年から4番を任されたパウエルは、ファンの期待に見事に応えた。なんと3年連続首位打者に輝く。ところが同じ年から、パ・リーグではオリックスのイチローが首位打者を連続で獲得。社会現象にまでなった天才ヒットマンの陰に隠れ、さほど騒がれなかったのが惜しまれる。中日での765安打は、ビシエド1012安打に次ぎ外国人2位。球団史に残る優良助っ人だった。(デイリースポーツ・高野勲)
答え パウエル(中日)
