横手 161球熱投の佐藤「楽しそうに投げる姿を地元に見せることができたかな」大応援団に感謝 山信田監督も「秋田よりベンチに応援が聞こえた」
「全国高校野球選手権・2回戦、横手0-10敦賀気比」(11日、甲子園球場)
57年ぶり2度目の出場となった横手は大敗で初戦敗退。前回出場した1969年も平安(現・龍谷大平安)に初戦で敗れており、念願の甲子園初勝利は挙げられなかった。
先発の横手・佐藤宙斗投手(3年)は7回2/3を12安打10失点。10三振を奪ったが、敦賀気比打線に屈した。
味方が適時失策を犯しても笑顔を見せるなど甲子園を楽しんだ。「ランナーを出してしまったところが自分としては悔しい。(甲子園のマウンドは)キラキラしていて、すごい楽しかった」と振り返った。
この試合で一塁アルプスはスクールカラーの紫色に染まり、試合開始前から大応援団が声援を送っていた。横手の学校の応援責任者によると、生徒はバス20台で10日の午後3時に出発。各府県支部OB会も含めて、学校関係だけで約2500人がスタンドへ駆けつけたという。
佐藤も降板する際には球場から大歓声でたたえられた。「まだ立ち続けていたかったが、本当に自分が足を引っ張ってしまって。中で歓声をもらったのはありがたい」と話し、「57年分の思いが詰まった舞台で投げられたので、勝ちをあげられなかったのは残念だが、楽しそうに投げる自分の姿を地元に見せることができたかなって」と振り返った。
横手の山信田善宣監督は「秋田でできた野球がここでできなかった。もう少ししっかり守ってという試合をしたかった」と振り返りつつ、「秋田の球場よりベンチに応援が聞こえてきた。背中を押してもらった」と声援に感謝していた。
