健大高崎が初戦突破 昨年エースと同姓の2年生・石垣が初完投「名前を落とさないような投球を」血縁関係はなし
「全国高校野球選手権・1回戦、健大高崎7-1八幡商」(7日、甲子園球場)
1回戦が行われ、健大高崎(群馬)は八幡商(滋賀)に7-1で快勝した。甲子園デビューとなった2年生エースの石垣聡志(そうし)投手が11奪三振で1失点完投。同じ「石垣」姓で昨年のエースだったロッテの石垣元気に負けない存在感を見せつけた。東海大甲府(山梨)は12安打を放って鶴岡東(山形)に5-2で勝ち、11年ぶりの甲子園勝利を挙げた。
石垣去ってまた石垣。2年生エース・石垣は優しく目尻を下げた。「これまで9回を投げて完投というのはなかったので、甲子園の舞台でいい投球ができて良かった」。今夏初先発で117球の“初完投”。満点の聖地デビューを果たした。
二回1死二、三塁のピンチをしのぐと調子を上げた。八回まで無失点と打者を翻弄(ほんろう)した。完封目前だった九回は二つの失策でピンチを招き、内野ゴロの間に1失点。「完封を狙いにいっていた」と少し悔しげな表情も見せたが、4安打11奪三振の快投で勝利を呼んだ。
青柳博文監督(54)は「自信を持たせたかったので、なんとか投げさせた」と最後まで託した意図を説明した。右腕は「今日は流れを持って来られる1勝だった」と納得顔だ。
昨年、チームの大黒柱を担い、ロッテにドラフト1位で入団した石垣元気は2学年上の先輩だ。血縁関係はないが、周囲から「弟?」と聞かれるほど気に掛けてもらった。「マウンドでの立ち振る舞いや、マウンドに立った瞬間に球場の雰囲気を変えてしまう存在感(を学んだ)」。同姓の剛腕の教えを胸に甲子園に立った。自身は「まだまだ」と謙遜しながらも、「負けずに『石垣』という名前(の印象)を落とさないような投球ができれば」。健大高崎の新たな「石垣」が、その名を聖地にとどろかす。
◆石垣 聡志(いしがき・そうし)2009年4月9日生まれ、17歳。沖縄県石垣市出身。182センチ、80キロ。右投げ右打ち。4歳から野球を始め、石垣第二中では八重山ポニーズでプレー。高校では1年春にベンチ入り。最速148キロ。球種はカーブ、カットボール、ツーシーム、スプリット。
