大阪大会 箕面学園が劇的逆転サヨナラで初の決勝進出!タイブレークの死闘制す 十一回に2点勝ち越し許すも直後に3点!押し出し死球で決着
「高校野球大阪大会・準決勝、箕面学園7-6東海大大阪仰星」(26日、大阪シティ信用金庫スタジアム)
2年ぶりの決勝進出を狙う東海大大阪仰星と、初の決勝進出に意気込む箕面学園。先制したのは箕面学園だった。
一回2死無走者から連打でチャンスをつくると、5番・佐藤楓大内野手(3年)が基本通りのセンター返し、中前適時打で先制点をもぎ取った。
先発した山上敢軌投手(2年)は初回三者凡退で立ち上がると四、五、六回と1アウトまでに走者を許しながらも、丁寧に後続を断つ投球でさらなる援護を待つ。
すると六回、この回からマウンドに上がった東海大大阪仰星の2番手・山下から3四球で2死満塁にチャンスを広げ、9番・伊藤汰希内野手(2年)が初球を左前へはじき返して貴重な追加点となる2点タイムリー。
しかし東海大大阪仰星は土壇場の九回に反撃に転じ、1死満塁から甲斐夢斗内野手(3年)の2点適時打と奥村健心外野手(3年)の犠飛で同点に追いついた。
延長タイブレークとなった十回、東海大大阪仰星は2死一、三塁から瀬戸健斗内野手(2年)の左前打でこの試合、初めてのリードを奪った。
しかしその裏、箕面学園も2死二、三塁の土壇場から橋本龍汰外野手(3年)が左前打し、試合を振り出しに戻した。
十一回、東海大大阪仰星は1死二、三塁で殿村崇外野手(3年)の犠飛などで2点をリードしたが、その裏、箕面学園は1死満塁から三塁手の送球エラーで同点に。さらに1死満塁で忠島直希投手(3年)が痛恨の押し出し死球で激闘が決着した。
十回裏に同点打を放った橋本主将は1年冬、練習帰りにバイクと衝突、「頭蓋骨骨折に、左手の手術も」という大けがから復帰してきた。すでに「レギュラーで、とにかく人に好かれる。ケガで出られないときは、仲間のグラブを磨くような男」(山田文博監督)という選手だったため、この代のキャプテンに選んだ。「橋本が打てなかったら、監督のせいだ」(同)と腹をくくれるような信頼感に、見事応えた橋本は「僕が打つしかない、と思ってました」と胸を張った。
6戦中、5試合を1点差で勝ち上がってきた。しぶとさを選手に植え付けた山田監督は履正社出身。同校の多田監督の3学年下で、現在も懇意にしている仲だ。在校時に指導も受けた“師弟対決”。「ただそれは僕の話。生徒にとっては、春の5回戦で負けた相手。勝つしかないと思ってます」と、初めての決勝での、選手たちの躍動を期待していた。
