奈良大付・田中監督「智弁学園さんは『負けないだろう』と。僕らはチャレンジ精神で」センバツ準Vの強豪撃破「一回地獄に落ちたけど。できることをやろうと」

「高校野球奈良大会・3回戦、奈良大付9-6智弁学園」(20日、さとやくスタジアム)

 奈良大付が今春センバツ準優勝の智弁学園に逆転勝ちで3回戦を突破した。

 初回にプロ注目の先発・新城楓雅投手が4点を先制されながら、二回に主将・辻本泰盛内野手の同点打などで4点をかえした。田中一訓監督は「チームを引っ張ってきた辻本の同点タイムリーと、新城の粘り有る投球ですね。一回(4失点で)地獄に落ちたけど、そこを辻本がパーンと戻してもらって。新城が立ち直って頑張った結果だと思います」と声をはずませた。

 続けて「君臨してきた王者なんで、やったらすごい強さ、圧を感じるから。でも、自分たちのできること、練習してきたことだけをやろうと。結果はええから、やってきたことを一生懸命やろうって」と普段通りの野球での快勝に声を外せた。

 プロ注目左腕の智弁学園・杉本対策として、数日前から打撃マシンを最速の150キロにセットして対策をしてきたという。田中監督は「最初は全然当たらなかったけど、3、4日して前に飛ぶようになって。振るのではなくミートで」と振り返った練習の成果で、杉本から7回で8安打を放って6点を奪った。

 智弁学園の壁について問われると「今年の智弁さんは春に全国(センバツ)で準優勝されてるし、ちょっと達成感もお持ちになられてたところもあるのかなと。『負けないだろう』と。僕らはいつもよりも壁が高いと思いながら、なかなか勝てないけど、一生懸命やっていこうというチャレンジ精神で途中からひっくり返ったのかな」と振り返った。

 9回8安打6失点ながら150球を投げ切った新城は「勝った瞬間、うれしくて。喜びがあったんですけど、まだ試合が残ってるのでそれに向けて調整したいと思います。春負けたので自分が抑えて勝つということを意識しました」と振り返った。

 杉本との投げ合いは「楽しかったです」と振り返り、試合後は「頑張ってくれ」と声を掛けられたという。

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