佐々木麟太郎がマーリンズ入り表明「この道が失敗だったとしても後悔だけはしたくない」「新たな道の開拓が佐々木麟太郎の使命、宿命」故郷岩手で会見 ドラ1指名のソフトバンク、DeNAにも感謝
スタンフォード大の佐々木麟太郎内野手(21)が19日、地元岩手県の花巻市内で記者会見を行い、MLBドラフトで8巡目(全体235位)指名を受けたマーリンズへの入団を表明した。
紺のスーツ、黒の水玉ネクタイで姿をみせると「佐々木麟太郎はマイアミ・マーリンズでプレーすることを決意しました。この道が失敗だったとしても後悔だけはしたくない。挑戦したかしなかったかの人生にしたいと思った。未熟な私をドラフト1位で指名して頂いたソフトバンクさん、横浜ベイスターズさんに感謝したい」と語った。
そして「自分自身に力がないことは皆さま以上に自分自身が理解している。新たな道の開拓が佐々木麟太郎の使命、宿命だと心に刻み、アメリカでも頑張りたいと思います」と、真っすぐに前を見据えた。
日本時間13日に行われたMLBドラフト2日目でマーリンズから8巡目指名を受けた。その時点で佐々木には3つの選択肢が与えられた。マーリンズか、昨年のNPBドラフトで1位指名を受けていたソフトバンクか、または大学残留か。猶予は7月末の交渉期限までの約2週間。マネジメント会社の担当者は「決断まで時間がかかる。総合的に判断して、夢に向かってどこが一番成長できるかを考えながら(決断する)」と説明していた。
2023年秋の日本のドラフト会議で上位指名候補だったが、米国の大学への進学を決断。異国の地で、着実な成長を遂げた。1年目の昨季は7本塁打にとどまったが、今季は倍以上の16本をマークした。
6月末に帰国し、7月1、2日にはソフトバンク関係者との面談などに臨み、福岡県筑後市のファーム施設なども見学した。
NPBのドラフト1位指名選手の契約金は出来高を含め最大1億5000万円となっている。これに対して、米国では大学2年生の8巡目の相場は20万~25万ドル(約3200万~4000万円)とされている。
大学には休学制度もあるため、現役引退後に再び通うこともできる中、佐々木が決断を下した。
◆佐々木 麟太郎(ささき・りんたろう)2005年4月18日生まれ。21歳。岩手県出身。184センチ、113キロ。右投げ左打ち、内野手。幼少期から野球を始め、江釣子小1年から江釣子ジュニアスポーツ少年団に所属。江釣子中時代は、金ケ崎リトルシニアでプレーした。花巻東では1年春からベンチ入りした。高校通算140本塁打。
◆マイアミ・マーリンズ 1993年の球団拡張で「フロリダ・マーリンズ」としてナ・リーグに加入し、ワールドシリーズは97、2003年に制覇した。ともにワイルドカードからの栄冠だった。12年に現チーム名に変わった。マイアミ中心部にある本拠地ローンデポ・パークは23、26年のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)メイン会場として知られる。過去にイチロー、田沢純一が所属。昨年は79勝83敗で東地区3位。
