野球振興へ「スポーツ振興くじ」導入検討 オーナー会議で決定「非予想系」限定
プロ野球のオーナー会議が16日、都内で行われ、次世代の野球振興のために「スポーツ振興くじ」の導入を検討することが決まった。コンピューターが無作為に勝敗を選択する「非予想系」のくじに限定される。
議長を務めたDeNAの南場智子オーナーは「新たな財源確保の選択肢の一つとしてプロ野球でもスポーツ振興くじの枠組みを検討すべきではないかと提案があり了承した。異論を唱えるオーナーはいなかった」と報告した。
スポーツ振興くじは、2015年と18年にオーナー会議で議論が検討されたことがあったが、当時は見送られていた。検討が決まった背景には、野球競技者人口の減少や中学の部活の地域移行といった問題の顕在化があり、指導者の人材育成や裾野拡大のための財源確保が求められていた。
勝ち負けを予想する賭博と一線を画すのは大前提。野球界は1969年に野球賭博に絡んだ八百長事件「黒い霧事件」を経験しているだけに、NPBの中村勝彦事務局長は「野球協約は有害行為を厳しく禁じている。協約順守を徹底することは必要。関係省庁と連携しながら公明正大に議論を進める」とした。
