対外試合禁止処分明けの箕島 初戦敗退 4月就任の舩津監督「僕の力不足」 新チーム1&2年生は計6人、部員不足明かす
「高校野球和歌山大会・2回戦、慶風8-7箕島」(14日、紀三井寺公園野球場)
和歌山大会では2回戦3試合が行われ、昨秋と今春の県大会ベスト4で、甲子園優勝経験のある箕島が慶風に8-7でサヨナラ負けを喫した。箕島は部内のいじめによる対外試合禁止処分明け初戦での敗退となった。今年4月に就任したばかりの舩津直也監督(33)は謝罪の言葉を口にした。また、部員減少の現状も明かした。
まさかの幕切れとなり、名門・箕島が初戦で姿を消した。初回に2点を先制し、以降も順調に得点を重ねたが、中盤からシーソーゲームに。「明確な指示がうまくできていなかった」と船津監督。四回に逆転するも、六回に追いつかれた。
同点の九回には1点の勝ち越しに成功した。しかし、先発の沢甚太郎投手(3年)が2死満塁で左前適時打を浴び、左翼手が処理にもたつく間に走者2人が生還してゲームセットとなった。
夏初采配となった舩津監督は「本当に僕の力不足」と肩を落とした。チームは5月10日から2カ月間の対外試合禁止処分を受けていたが、「できる範囲内で実戦練習を積んできたので言い訳にならない」と淡々。「子どもたちはいつも前を向いて懸命に頑張ってくれていた。申し訳ない気持ちでいっぱい」と何度も謝罪した。
箕島は甲子園で4度の優勝経験があり、楽天・吉井理人監督や、阪神でスコアラーを務める嶋田宗彦・章弘兄弟ら、多くのプロ野球選手を輩出した名門校。しかし現状、3年生が抜けると、部員は1、2年生の計6人になるという。
舩津監督は「伝統校である箕島に名前が並ぶのはできるだけ(避けたい)。OB会の気持ちも含めて単独で出られるように」と今のところの秋に連合チームで出場することは考えていないという。「野球経験のある方や他のクラブの生徒にもお願いできたら」と今後も箕島野球部を守るために尽力していく。
