元虎戦士・DeNA岩田 “左殺し”にとどまらない役割でチームに欠かせない存在 10日・巨人戦はイニングまたぎ好救援で初のお立ち台

 DeNA・岩田将貴投手が、10日の巨人戦(横浜スタジアム)で1点ビハインドの四回から登板し、2回1安打無失点とイニングまたぎの好救援。その後の逆転勝利を呼び込んだ。

 試合は先発の尾形が一回にダルベックの先制グランドスラムを浴び、3回4失点で降板。2番手でマウンドに上がった岩田は巨人打線を黙らせ、3番手のマルセリーノも無失点でしのいで反撃体制を整えた。この粘りの継投がチームに力をもたらし、打線は六回に一挙5点を奪い逆転した。

 岩田は2020年度育成ドラフト1位で阪神に入団。22年に支配下登録されたが、1軍登板がないまま24年限りで戦力外通告を受けた。その年のオフにDeNAに移籍し2年目。昨季はわずか3試合登板に終わったが、今季は貴重な左の中継ぎとして存在感を放っている。

 試合後は移籍後初のお立ちに呼ばれ、「長い時間がかかりましたけど、今本当にいい時間が過ごせていますし、毎日勉強しながら必死に頑張っています」と笑顔。苦労人だけに「感謝を伝えたい人は両親。最初は本当に悲しい思いしかさせられなかったですけど、やっとここまで来たのでもっと頑張りたい」と話した。

 変則左腕だが、その役割は決して“左殺し”だけにとどまらない。左右関係ない火消しで、敵への流れを食い止める投球が続いている。「右(打者)がずっと課題にはなっていましたが、今年はいい感じでは抑えられているなと感じます」と岩田。「ビハインドでの登板が多いので、流れを呼び込めるように、自分が任せられるところをしっかり投げていけば自然とこちらに流れもくるのかなと。相手チームの流れを断ち切れればかっこいいですし」と精悍(せいかん)なまなざしで話した。

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